第189回 2回の引越し
 

専門書やピアノ等、様々な不要品を整理
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昨年58日、16年住み慣れた家を引越しした。実は3月にも両親が45年住み慣れた実家の引越しをした。2ヵ月間に2回の引越しをし、つくづく要らない物に囲まれていた生活を思い知らされた。
 
両親の住む実家は、私が高校2年の時に調布市で新築した家で、私も結婚して家を出るまで14年間を過ごした思い出深い家である。4年前に弊社の前社長であった父が他界して以降、母親が一人住まいをしていた。
 
毎週私と姉が食事作りをかねて様子を見に行っていたので、さほどの不自由は無かった様だが、さすがに80歳代後半になり、一人では傍目にも不安を感じる様になってきた。そこで私ども息子夫婦との同居を検討し始めたのである。
 
実家に我々が引越すのはスペース的に間題無いが、私の通勤が片道2時間近くかかり二の足を踏んでしまう。一方、母親に我々の渋谷の家に来てもらうのは、息子と娘が共に独立したので、これもスペース的には間題無い。しかし交関までが階段で、一階がリビング・ダイニング・キッチンの三層づくりのため、足が悪い母親は全く住みたがらない。
 
そこで私の自宅近所に二世帯住宅を見つけ、一階に母親、二階に我々夫婦が住むことにした。程良い物件が近くに見つかり、母親も家内も喜んでくれたのだが、この引越しがなかなかの大仕事であった。
 
父親が他界して4年が経つが、ほとんど遺品整理は出来ていなかったのである。そこで今回の引越しをチャンスに、不要品の整理を一気に進めようと考えた。自分がリユース業を生業としているので、可能な限りそのネットワークを生かせれば良い経験になるはずである。

千冊以上の本 集荷の良さ実感

先ず、父親は俳句を趣味にしていたので、膨大な俳句関連の雑誌と本があった。更に油絵と日本画もやっていたので、美術関連の本も大量にあった。本と言えば先ず頭に浮かぶのは、当然ながらブックオフである。
 
早速試しに最寄のブックオフにこれらの専門書と一般書籍の一部を持ち込んだ。予想はしていたが、専門書関連はほとんど査定が付かなかった。「査定が付かない物はお持帰りになりますか?」とご質間を頂いたが、重たい思いをしてようやく持ち出した不要品を持ち帰る選択肢はない。
 
そこで"俳句の本買取"でネット検索をしてみた。すると「ノースブックセンター」と言うところが出てきて、美術関連本も買い取って頂けるようなので早速電話をした。
 
「ダンボールをお送りしますので着払いでお送りください」との対応の後に、「何冊くらいありますか?」と聞かれ、「優に1000冊以上」と答えると「40ケースお送りします」と言われた。翌日にはダンボールが到着。全てを詰め込むと、クロネコヤマトが集荷にきてくれた。本の重さは格別で、自分で持ち出す事を考えればありがたい。お陰様で数万円の査定金額が付き、やはり餅は餅屋を実感した。 
 
但しその他の本は父親、母親、息子、娘、家内、自分の物を数回に渡りブックオフに持ち込んだ。最近は飽に本を入れるのが重いので、極力電子書籍を読む様になった。新聞も電子版に変えて以来、資源ごみに新聞紙を出す手間からも開放された。 
 
次は絵画や焼物、掛軸などである。これらは弊社の加盟店であり、書画骨董を専門にされている大江戸美術にお願いをした。出張買取を依頼すると榎本社長自ら来てくれたが、なかなか値の付く物は無かった。それでも20数万円分を買い取って頂き、全くの無駄足にならずに胸をなで下ろした。

たんす屋の買取りも利用

着物に関しては、家内と姉が欲しい物を分け合ったので、あまり良い物は残っていなかったが、一応たんす屋の出張買取を依頼した。当然ながら予想通りの査定金額で、たんす屋のお買物券で受取れば倍額キャンペーン中だったので、お買物券で受け取った。
 
そして大量の不要品は、出張買取してもらうべくハードオフに依頼した。ほとんどの物を相当無理にお願いして持ち帰って頂き、数万円の査定を頂いた。本当にありがたかった。 
 
しかしベッドやふとん類、年式の古い家電類は残ったままである。最後には処理業者を依頼し、今度は逆に処分費用が数万円発生した。
 
自宅の引越しはこの経験を生かし、不要品の処分も一度にやってくれる業者を選定し、引越し時に不要品も持ち帰ってもらった。
 
自宅の地下にあったピアノはテレビCMをやっているタケモトピアノに電話した。メーカーと品番を告げた後、いくつかの操作を指示通りやってその場で4万円の査定を頂いたのには驚いた。ただ残念ながら、入れる時に吊り下げて入れた場所にウッドデッキを作り付けた為、階段からも出ない事が判明。これは諦めざるを得なかった。しかし、なんと我が家を購入された方がピアノを弾く方で、ピアノ付きで喜んでご購入してくれたのである。
 
今日から母親との一世帯同居がはじまる。これを機会に更なる断捨離を心に誓った。

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