2025年04月29日
【夏の着物】浴衣と夏着物の違いと選び方

花火大会や夏祭りなどイベントが盛りだくさんの夏。せっかくなら浴衣を着てお出かけしたいですよね。でも浴衣や夏着物って種類や着方がよくわからない人も多いはず。
そこで今回は、浴衣と夏着物の違いや選び方についてご紹介します。この記事を読めば自分に合った夏着物が見つかること間違いなし!ぜひ最後まで読んで夏のおしゃれを楽しんでください。
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目次
- 1.はじめに:夏でも楽しめる和装の魅力
1−1.夏のイベントと和装文化
1−2. 浴衣や夏着物が人気の理由
1−3. 2025年夏の和装トレンド概要 - 2. 浴衣とは?その特徴と魅力
2-1. 浴衣の起源と歴史
2-2. 素材やデザインの特徴
2-3. 着用シーン(花火大会・夏祭り・温泉街 など)
2-4. 2025年の人気デザイン・色柄傾向 - 3. 夏着物とは?その特徴と魅力
3-1. 夏着物の種類(絽・紗・麻 など)
3-2. 浴衣との違い(仕立て方・素材・格 など)
3-3. 着用シーン(お茶会・食事会・観劇 など)
3-4. おすすめの夏着物ブランド・産地 - 4.【比較表】浴衣vs夏着物:一目でわかる違い
4-1. 素材・価格・格式・着用シーンの比較
4-2. 着付けの難易度の違い
4-3. 必要な小物の違い - 5. 浴衣と夏着物の選び方ポイント
5-1. 素材選びのコツ(涼しさ重視?見た目重視?)
5-2. シーン別おすすめ(カジュアル?フォーマル?)
5-3. 帯や小物の合わせ方の違い
5-4. 体型別おすすめコーディネート - 6. 初心者向け!失敗しない購入・レンタルのコツ
6-1. 体型や好みに合った選び方
6-2. 予算別の選択肢(購入?レンタル?)
6-3. オンラインと実店舗の違い
6-4. お手入れと保管方法 - 7. 夏の和装を快適に楽しむためのヒント
7-1. 暑さ対策グッズ
7-2. 長時間着用するときのコツ
7-3. 簡単な着付けのポイント - 8. よくある質問(FAQ)
- 9. まとめ:自分らしい夏の和装スタイルを楽しもう
9-1. TPOに合った装いの大切さ
9-2. 季節を感じる和装の楽しみ方
1. はじめに:夏でも楽しめる和装の魅力
日本の夏といえば、花火大会や夏祭り、風鈴の音色、そして色とりどりの浴衣や夏着物に身を包む光景が思い浮かびます。暑さの厳しい季節でも、涼やかで華やかな和装を楽しむ文化は、今も多くの人に愛され続けています。
1−1.夏のイベントと和装文化
夏は和装を楽しむ絶好のシーズンです。花火大会や盆踊り、屋台が立ち並ぶ夏祭りでは、浴衣姿の人々が街を彩ります。こうしたイベントでは、気軽に楽しめる浴衣が大活躍。一方で、茶会や観劇、格式ある食事会などでは、涼しげな夏着物が選ばれることもあります。日本の四季に寄り添った着物文化は、季節ごとに異なる趣を楽しめるのが魅力の一つです。

1−2.浴衣や夏着物が人気の理由
なぜ、夏でもわざわざ和装を選ぶのでしょうか? それは、「涼感」と「季節感」を演出できるからです。
現代の浴衣や夏着物は、通気性に優れた素材を使い、見た目にも涼しさを感じさせる工夫が施されています。
また、洋服とは異なるシルエットや色柄が、特別感を演出。非日常の気分を味わえるため、特別なイベント時には「和装で参加したい」と思う人が多いのです。
さらに、和装は写真映えも抜群。SNSなどで、浴衣や夏着物姿を投稿する人も年々増加しています。自分らしいスタイルを表現できる点も、和装人気の理由の一つと言えるでしょう。
1−3.2025年夏の和装トレンド概要
2025年の夏は、「伝統×モダン」のミックススタイルが注目されています。
・古典柄+ビビッドカラーの浴衣
・麻やレース素材を取り入れた夏着物
・ジェンダーレスデザインやユニセックスの帯結び
こうした流れから、個性を大切にしながらも、快適さや自由さを追求したスタイルが人気となりそうです。また、サステナブルな素材を取り入れたアイテムも増え、環境に配慮したおしゃれを楽しむ方も増加中。トレンドを押さえつつ、自分らしい和装を見つけるのが、今年の夏を楽しむコツです。

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2. 浴衣とは?その特徴と魅力
夏の風物詩ともいえる「浴衣(ゆかた)」。その軽やかな着心地とカジュアルな雰囲気から、夏祭りや花火大会などでよく見かけますが、実はその歴史や特徴を深く知ることで、より一層浴衣を楽しむことができます。
2−1.浴衣の起源と歴史
浴衣の起源は、平安時代にまでさかのぼります。当時は「湯帷子(ゆかたびら)」と呼ばれ、貴族が蒸し風呂に入る際に着用していた麻の着物がルーツです。そこから時代を経て、江戸時代になると、庶民の間でも入浴後に羽織る「湯上がり着」として広まりました。
近代になると、湯上がりだけでなく、夏の外出着としての用途が広がり、現在のように夏祭りや花火大会など、カジュアルな場面で着られるものへと進化しました。

2−2.素材やデザインの特徴
現代の浴衣は、主に綿(コットン)素材で作られています。
通気性が良く、汗を吸いやすいため、蒸し暑い日本の夏でも快適に着用できます。最近では、ポリエステル素材のものも登場し、しわになりにくく、お手入れが簡単なタイプも人気です。
デザイン面では、花柄・金魚・花火・朝顔など、夏らしいモチーフが多く取り入れられていますが、近年では幾何学模様や北欧風デザインなど、モダンな柄も増えてきています。
帯や小物の選び方も自由自在
浴衣は、帯や下駄、バッグなどの小物で個性を出せるのも魅力です。例えば、シンプルな浴衣に華やかな帯を合わせたり、逆に柄が賑やかな浴衣には落ち着いた帯を選ぶなど、組み合わせ次第でガラリと印象が変わります。
2−3.着用シーン(花火大会・夏祭り・温泉街 など)
浴衣は、以下のようなカジュアルな場面で活躍します:
- 花火大会
- 夏祭りや盆踊り
- 温泉街での散策
- ビアガーデンや屋形船
- カジュアルなデートや友人との集まり
フォーマルな場には向きませんが、非日常感を楽しむイベントにぴったりです。最近では、ホテルやレストランで浴衣をドレスコードとするイベントもあり、楽しみ方がどんどん広がっています。

2−4.2025年の人気デザイン・色柄傾向
2025年の浴衣トレンドは、以下の3つがポイントになりそうです:
- レトロモダンな柄
→ 昭和レトロな大柄の花や、懐かしいモチーフが復活。どこか懐かしく、それでいて新しい印象に。 - ニュアンスカラー
→ くすみブルーやオリーブグリーン、テラコッタカラーなど、柔らかいトーンの色合いが人気。大人っぽさと落ち着きを演出。 - サステナブル素材
→ オーガニックコットンやリサイクル素材を使用した浴衣も増加。環境意識の高い人にも支持されています。
柄選びに迷ったら、顔映りの良い色や、普段着ない色に挑戦するのもおすすめ。夏ならではの明るい色や大胆な柄を選ぶことで、気分も華やかになりますよ。
3. 夏着物とは?その特徴と魅力
「夏着物」とは、暑い季節でも快適に着られるように作られた着物のことです。浴衣よりも格式が高く、フォーマルな場面にも対応できるのが特徴。素材や仕立てに工夫があり、見た目にも涼しげで、夏の和装シーンを格上げしてくれます。
3−1.夏着物の種類(絽・紗・麻 など)
夏着物には、季節に合わせた特別な素材が使われています。代表的なものをいくつかご紹介します。
1. 絽(ろ)
絽は、縦糸と横糸を織る際に「隙間」を作ることで、通気性を高めた織物。細かな透け感があり、見た目も涼しげです。主に6月~8月に着用しますが、6月の単衣(ひとえ)の季節にも使われます。

2. 紗(しゃ)
紗は、絽よりも粗い目の織り方で、さらに透け感が強いのが特徴。特に盛夏(7月〜8月)にぴったりです。透け感が美しく、下に着る長襦袢(ながじゅばん)とのコーディネートも楽しめます。
3. 麻(あさ)
麻素材は、吸湿性・速乾性に優れ、天然素材ならではのシャリ感が魅力。カジュアルな夏着物として親しまれています。シワになりやすいですが、それもまた麻の味わい。ナチュラルな風合いが好まれます。
これらの素材は、涼しさを保ちながらも上品な雰囲気を演出し、夏でも快適に着物を楽しむために欠かせません。
3−2.浴衣との違い(仕立て方・素材・格 など)
浴衣と夏着物の一番の違いは、「格(フォーマル度)」と「仕立て方」です。
| 項目 | 浴衣 | 夏着物 |
| 素材 | 綿・ポリエステル中心 | 絽・紗・麻など透け感ある素材 |
| 仕立て方 | 単衣(裏地なし)、襦袢なし | 単衣、襦袢を合わせる |
| 格 | カジュアル | セミフォーマル〜フォーマル |
| 着用時期 | 盛夏(7月〜8月) | 初夏〜盛夏(6月〜8月) |
| シーン | 花火大会・夏祭りなど | お茶会・観劇・食事会など |
着付けの違い
- 浴衣は基本的に長襦袢(ながじゅばん)を着用せず、素肌の上に着ます。帯も半幅帯が主流。
- 夏着物は、長襦袢を着て二重に着付けるのが一般的。帯も名古屋帯や袋帯など、よりフォーマルなものを使います。
そのため、浴衣よりも着付けの手間はかかりますが、格式や美しさがワンランク上なのが夏着物の魅力です。
3−3.着用シーン(お茶会・食事会・観劇 など)
夏着物は、以下のようなセミフォーマル〜フォーマルな場面で着用されます。
- お茶会やお稽古事
- 観劇(歌舞伎・能・文楽など)
- 格式ある食事会やパーティー
- 結婚式の二次会や式典
特に、お茶席では季節感を大切にするため、絽や紗の夏着物が重宝されます。浴衣ではカジュアルすぎる場面でも、夏着物なら安心して着用できます。
3−4.おすすめの夏着物ブランド・産地
夏着物選びで迷ったら、信頼できるブランドや産地のものを選ぶのもおすすめです。以下のようなブランド・産地が人気です。
- 琉球絣(りゅうきゅうかすり)(沖縄)
→ 麻や綿を使った涼しげな柄が魅力。夏らしいリゾート感が漂います。 - 小千谷縮(おじやちぢみ)(新潟)
→ 麻100%の素材で、シャリ感と軽やかさが特徴。盛夏にぴったり。 - 能登上布(のとじょうふ)(石川)
→ 伝統的な苧麻(ちょま)の素材を使い、手織りで仕上げられる高級夏着物。軽やかでさらっとした肌触りが魅力。希少価値が高く、上質な夏着物を探している方におすすめ。
能登上布は現在こちらが唯一の織元です → 山崎麻織物工房 - 宮古上布(みやこじょうふ)(沖縄)
→ 日本最古の上布とされる、苧麻を使った手織りの着物。極細の糸を手積みし、手染め・手織りで仕上げるため、非常に繊細で涼感あふれる着心地。通気性抜群で、夏に最適。 - 竺仙(ちくせん)
→ 老舗ブランド。浴衣だけでなく、夏着物や帯のデザインも洗練されています。伝統柄からモダンなデザインまで幅広く展開。
産地やブランドによって、色柄や素材感が異なるため、自分の好みや着用シーンに合わせて選んでみましょう。
4. 【比較表】浴衣vs夏着物:一目でわかる違い
浴衣と夏着物、見た目は似ていますが、素材や着用シーン、着付けの手順など、実はさまざまな違いがあります。ここでは、「浴衣」と「夏着物」の違いを一目でわかる比較表とともに、詳しく解説します。
4−1.比較表:浴衣と夏着物の違い
| 項目 | 浴衣 | 夏着物 |
| 素材 | 綿・ポリエステル(化繊)など | 絽・紗・麻(上布など)など、透け感のある素材 |
| 裏地(仕立て方) | 単衣(裏地なし)、襦袢なし | 単衣(裏地なし)、襦袢あり |
| 着付け | 襦袢なし、直接肌に着用 | 長襦袢を着て着用 |
| 帯 | 半幅帯・兵児帯など、カジュアルな帯 | 名古屋帯・袋帯など、フォーマル寄りの帯 |
| 格(フォーマル度) | カジュアル(普段着・おしゃれ着) | セミフォーマル〜フォーマル |
| 着用時期 | 主に盛夏(7月〜8月) | 初夏〜盛夏(6月〜8月) |
| 主なシーン | 花火大会・夏祭り・温泉街・カジュアルなデートなど | お茶会・観劇・食事会・式典など |
| 必要な小物 | 下駄・帯・腰ひも・伊達締めなど、少なめ | 長襦袢・足袋・草履・帯締め・帯揚げなど、多め |
| 着付けの難易度 | 初心者でも比較的簡単 | 着付け教室やサポートが必要な場合が多い |
| 価格帯 | 5,000円〜30,000円程度 | 50,000円〜数十万円 |
4−2.着付けの難易度の違い
浴衣は、基本的に肌着の上に直接着るだけで、襦袢も不要。そのため、初心者でも比較的簡単に着られるのが魅力です。半幅帯や兵児帯を使えば、帯結びもシンプルでOK。
4-3. 必要な小物の違い
一方、夏着物は長襦袢や足袋、帯揚げ・帯締めなどの小物が必要で、着付けにも手順が多く、少しハードルが高め。ただし、その分しっかりとした格式や美しさが演出でき、着こなしたときの満足感は格別です。
【ワンポイント】初心者でも夏着物に挑戦できる?
最近では、簡単に着付けできる夏着物風のセットや、着付けのレクチャー動画が豊富にあるため、初心者でも夏着物に挑戦しやすい環境が整っています。また、レンタルサービスを利用すれば、プロの着付け込みで安心して着ることも可能です。
5. 浴衣と夏着物の選び方ポイント
「浴衣と夏着物、どちらを選べばいいの?」「どんなデザインが自分に似合う?」と悩んでしまう方も多いはず。ここでは、目的や好みに合った選び方のポイントを具体的にご紹介します。
5-1. 素材選びのコツ(涼しさ重視?見た目重視?)
涼しさ重視なら…
- 浴衣:
→ 綿素材が主流ですが、最近は麻混や通気性の高いポリエステル素材も人気。汗をかきやすい方は、吸汗速乾タイプの浴衣がおすすめ。 - 夏着物:
→ 麻(上布など)は抜群の涼しさと軽やかさが魅力。特に、小千谷縮や宮古上布などは、さらっとした肌触りで真夏にも快適。
→ 絽や紗は透け感が美しく、見た目も涼しげ。汗をかいても蒸れにくい。
見た目重視なら…
- 浴衣:
→ 柄が豊富なので、好みに合わせて選べます。個性的な柄やビビッドカラーも多く、写真映え重視なら派手めのデザインがおすすめ。
→ 近年流行のくすみカラーや北欧柄で、大人っぽくまとめるのも◎。 - 夏着物:
→ 落ち着いた色合いの絽や紗は、フォーマルな場に映えます。透け感のある生地に、繊細な模様が浮かび上がるのが魅力。
→ ブランド物や産地物の上布なら、伝統的な柄を現代的にアレンジしたものも多く、個性を出しやすいです。
5-2. シーン別おすすめ(カジュアル?フォーマル?)
- カジュアルシーン
→ 花火大会や夏祭り、温泉街での散策には浴衣が最適。気軽に楽しめ、動きやすいのがポイント。
→ ビアガーデンやカジュアルなデートにもおすすめ。 - フォーマルシーン
→ お茶会、観劇、格式のある食事会などでは夏着物がおすすめ。
→ 紗や絽の着物に、名古屋帯や袋帯を合わせて、上品にまとめましょう。
5-3. 帯や小物の合わせ方の違い
- 浴衣
→ 帯は半幅帯や兵児帯などが主流。柔らかく、締め付けが少ないので、初心者でも扱いやすいです。
→ バッグは巾着やカゴバッグ、足元は下駄で軽快に。 - 夏着物
→ 帯は名古屋帯や袋帯など、やや格式が高め。季節感を出すために、透け感のある夏帯を選ぶのがポイント。
→ 小物(帯締め・帯揚げ・草履など)も、夏仕様の軽やかなものを。色味も涼しげな寒色系やパステル系が◎。
5-4. 体型別おすすめコーディネート
- 小柄さん
→ 浴衣は小柄な花柄や細かい模様を選ぶと、バランス良く見えます。
→ 夏着物は、明るい色味や縦のラインを意識した柄でスッキリと。 - 高身長さん
→ 浴衣なら、大柄なデザインや大胆な色使いがおすすめ。スタイリッシュな印象に。
→ 夏着物は、シンプルな柄行きでも迫力が出るので、上質な素材感を活かしたコーディネートを。 - ふくよかさん
→ 浴衣は、濃いめの色合いや縦縞(ストライプ)柄でスッキリ見せ。
→ 夏着物は、淡い色の地に控えめな柄を選ぶと、上品にまとまります。
6. 初心者向け!失敗しない購入・レンタルのコツ
「浴衣や夏着物を買いたいけど、どこで選べばいいの?」、「レンタルと購入、どちらがいい?」と迷う方も多いですよね。ここでは、初心者でも失敗しないための購入・レンタルのポイントをわかりやすくご紹介します!
6-1. 体型や好みに合った選び方
和装はサイズ感が命です。自分の体型や雰囲気に合ったものを選ぶことで、着姿が美しく整います。
購入時のポイント
- 試着を必ずする
→ 実際に羽織ってみることで、柄の見え方や丈感が分かります。ネット購入の場合でも、試着可能なサービスを活用するのがおすすめ。 - 顔映りをチェック
→ 鏡の前で合わせたときの顔映りが大切。着物の色味によって顔色が変わるため、顔が明るく見える色を選びましょう。 - 長く着たいならシンプルな柄
→ 流行に左右されない、ベーシックな柄や色を選ぶと、長く使えます。帯や小物で変化をつければ、毎年違った雰囲気を楽しめます。

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レンタル時のポイント
- 着用シーンに合わせて選ぶ
→ レンタルは、TPOに合わせて手軽にフォーマルな夏着物やトレンド感のある浴衣を楽しめるのが魅力。
→ 特に夏着物は購入すると高額なので、レンタルで試すのがおすすめ。 - フルセットか確認
→ 帯や小物、足袋など必要なものが全て揃っているか事前に確認しましょう。特に夏着物は小物が多いので、セット内容を要チェック。 - クリーニング不要が便利
→ 汚れが心配な方は、クリーニング込みのプランを選ぶと安心です。
6-2. 予算別の選択肢(購入?レンタル?)
| 予算帯 | 浴衣(購入) | 夏着物(購入) | レンタル(浴衣・夏着物) |
| 5,000〜10,000円 | 初心者向けセット | なし(浴衣のみ) | 浴衣フルセット可 |
| 10,000〜30,000円 | ブランド浴衣 | 麻素材のカジュアル夏着物 | 浴衣・夏着物レンタル可 |
| 30,000〜100,000円 | 高級浴衣(竺仙など) | 小千谷縮・能登上布など | 高級夏着物レンタル可 |
| 100,000円以上 | オーダーメイド浴衣 | 宮古上布・高級上布など | 特別なイベント用におすすめ |
【ポイント】
- 浴衣は比較的購入がしやすい価格帯。
- 夏着物はフォーマル度や素材によって価格が大きく変動するので、レンタルを活用するのが賢い選択。
6-3. オンラインと実店舗の違い
| 特徴 | オンラインショップ | 実店舗 |
| メリット | ・品揃え豊富・価格比較がしやすい・自宅で選べる | ・実際に試着できる・スタッフのアドバイスが受けられる |
| デメリット | ・試着できない・サイズ感や色味の違いが不安 | ・品揃えに限りがある・店舗に足を運ぶ必要がある |
【おすすめの使い分け】
- 浴衣や初心者向けセット → オンラインでOK(レビューも参考に)
- 夏着物やフォーマルな装い → 実店舗で試着&相談がおすすめ
6-4. お手入れと保管方法
浴衣のお手入れ
- 自宅で洗濯OK(洗濯ネットを使用し、陰干し)
- アイロンがけでしわを伸ばすときれいに仕上がります。
- 防虫剤と一緒に、通気性の良い場所で保管。
夏着物のお手入れ
- クリーニング専門店。悉皆店に出すのが安心(特に絽や紗、麻素材)。
- 保管は、たとう紙(和紙の包み紙)に包み、湿気の少ない場所へ。
- 防虫・防湿対策をしっかり行うことで、長く美しい状態を保てます。

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7. 夏の和装を快適に楽しむためのヒント
夏の和装は、見た目の涼しさはもちろん大切ですが、実際の着心地や暑さ対策も重要です。ここでは、暑い季節でも快適に和装を楽しむための実践的なヒントをお届けします。
7-1. 暑さ対策グッズ
1. 和装インナー(吸汗速乾素材)
浴衣や夏着物の下に着るインナーは、通気性や吸汗性に優れたものを選びましょう。
- 和装専用の肌着やステテコは、汗を吸い取り、着物や浴衣を汗ジミから守ってくれます。
- 最近では、冷感素材のインナーも販売されており、ひんやり感を楽しめます。
2. 扇子やうちわ
和装姿にぴったりの扇子やうちわは、携帯しやすく、ちょっとした時にさっと涼を取れる便利アイテム。
柄やデザインにこだわれば、コーディネートのアクセントにもなります。
3. 保冷剤入りタオルやスカーフ
首元を冷やすことで、体感温度がぐっと下がります。保冷剤が入ったタオルやスカーフを帯の内側や首筋に仕込むのも効果的。目立たずに涼を取れる裏技です。
4. 日傘(UVカット仕様)
直射日光を防ぎ、体感温度を下げるために、UVカット仕様の日傘は必携アイテム。洋装用でもOKですが、和装専用の竹製や布張りの日傘を選べば、雰囲気がさらにアップします。
7-2. 長時間着用するときのコツ
1. 帯を締めすぎない
帯がきつすぎると苦しくなりがちなので、ほどよい締め加減を意識しましょう。特に浴衣は帯が柔らかいので、リラックス感を大切に。
2. 休憩時間を意識する
和装は普段の洋服よりも動きにくいので、こまめに座って足腰を休めることも大切。長時間歩く場合は、休憩できるカフェや休憩所を事前にリサーチしておくと安心です。
3. 足元を楽にする
足袋や草履、下駄は慣れていないと痛くなりがち。
- 足袋インナー(クッション入り)や、
- 鼻緒が柔らかい草履・下駄を選ぶと快適さがぐっとアップします。
また、慣れるまでは絆創膏を用意しておくと安心。
7-3. 簡単な着付けのポイント

1. シワを伸ばしながら着る
浴衣も夏着物も、シワが目立たないように整えながら着ることで、見た目がぐっと良くなります。特に腰回りや背中はシワができやすいので、手のひらで軽く押さえながら調整しましょう。
2. 補正タオルでシルエットを整える
和装は直線的なシルエットを美しく見せるのが基本。ウエストや腰のくびれが気になる場合は、補正用タオルを巻いてなだらかにすると、着崩れもしにくくなります。
3. 帯の位置は高めに
帯は、洋服よりも少し高めに締めるのが和装ならでは。
- 浴衣:ウエストラインより少し上
- 夏着物:肋骨の下あたり(特にフォーマルでは高めに)
この位置を意識することで、脚長効果やスタイルアップ効果も狙えます。
8. よくある質問(FAQ)
和装初心者さんからよく寄せられる疑問を、ここで一気に解決します!
初めてでも安心して浴衣や夏着物を楽しめるよう、具体的にお答えします。
Q1. 初めての浴衣、何から揃えるべき?
A. 必須アイテムはこの4つ!
- 浴衣本体
- 帯(半幅帯や兵児帯)
- 下駄(もしくは草履)
- 腰紐(2~3本)
これに加えて、
- 肌着(和装インナー)
- 伊達締め(だてじめ)(着崩れ防止用)
があると、よりきれいに着こなせます。
最近では、**浴衣セット(浴衣・帯・下駄付き)**が豊富に販売されているので、初心者はセット購入がおすすめです。小物が付いていない場合もあるので、セット内容はしっかりチェック!
Q2. 一人で着付けできる?
A. 浴衣は比較的簡単!夏着物は少し練習が必要。
- 浴衣:
YouTubeなどで動画を見ながら練習すれば、30分程度で着付けできる方が多いです。
特に、兵児帯(へこおび)は柔らかくて簡単なので初心者向け! - 夏着物:
長襦袢(ながじゅばん)や帯結びが難易度高めなので、初心者は着付け教室やレンタル時の着付けサービスを利用するのがおすすめ。
ただし、動画や書籍を見て練習すれば、一人でも着られるようになります。
Q3. 既製品とオーダーメイドはどう違う?
A. サイズ感と仕立ての丁寧さが違います。
- 既製品:
M・Lサイズなど、ある程度の体型に合うよう作られたもの。価格はお手頃で、すぐに着られるのが魅力。ただし、サイズが合わないと着崩れしやすいことも。 - オーダーメイド:
自分の体型にぴったり合わせて仕立てるので、着姿が美しく、着崩れもしにくいのが特徴。夏着物や高級浴衣は、オーダーを選ぶ方も多いです。
→ 価格は数万円〜数十万円と幅広いですが、一生モノとして長く楽しめます。
【初心者には】
まずは既製品から始めて、慣れてきたらオーダーメイドを検討するのがおすすめです。
Q4. 浴衣や夏着物のメイクやヘアスタイルは?
A. 和装に合わせて、少し「盛り気味」がバランス◎
- メイク:
普段より少し華やかめに。浴衣や夏着物は顔周りがすっきりするので、リップやチークを少し強めにすると映えます。
→ トレンドのオレンジ系やレッド系がおすすめ。 - ヘアスタイル:
浴衣ならまとめ髪や編み込みアレンジが◎。髪飾り(かんざし・花飾り)をプラスすると、華やかさがアップ!
夏着物なら、より落ち着いたシンプルなシニヨンや低めのアップスタイルが上品に仕上がります。
Q5. 着崩れたとき、どうすればいい?
A. 応急処置を覚えておけば安心!
- 腰紐の緩み:
腰紐が緩んで裾が下がった場合は、トイレや控室で紐を結び直すだけでOK。 - 帯がずれたとき:
帯が緩んできたら、帯締め(あれば)をしっかり締め直すか、帯の結び目を一度解いて結び直しましょう。
→ 小さなクリップを帯の中に仕込んでおくと、ずれ防止に役立ちます。
9. まとめ:自分らしい夏の和装スタイルを楽しもう
浴衣や夏着物は、暑い夏を涼やかに、そして華やかに演出できる素敵なアイテムです。
今回の記事では、浴衣と夏着物の違いや選び方、着こなしのコツまでご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

9-1. TPOに合った装いの大切さ
和装には「TPO(時・場所・場合)」があります。
- 浴衣は、カジュアルな夏祭りや花火大会などにぴったり。
- 夏着物は、お茶会や観劇、格式ある食事会など、少し改まったシーンで輝きます。
この違いを知っておくことで、場にふさわしい装いができ、周囲からの印象もぐっと良くなります。
9-2. 季節を感じる和装の楽しみ方
和装の魅力は、なんといっても季節感。
浴衣や夏着物は、素材や柄で夏の涼しさや風情を表現でき、着るだけでその季節を肌で感じられます。
- 朝顔や金魚などの夏のモチーフ
- 絽や紗、麻素材の涼しげな透け感
- 風鈴の音や夕涼みのひとときにぴったりな和装のシルエット
こうした日本ならではの美意識を楽しめるのが、和装の最大の魅力です。
ぜひ、今年の夏は浴衣や夏着物にチャレンジしてみませんか?
- 自分らしい柄や色を選んで、
- 友人や家族と夏のイベントに出かけたり、
- SNSで和装姿をシェアしたり。
普段の洋服とは違う特別な気分が味わえ、きっと新しい自分に出会えるはずです。
「どれを選んだらいいかわからない」という方は、今回の記事を参考に、自分のライフスタイルや好みに合ったスタイルを探してみてくださいね。
和装は自由に楽しんでOK! あなたらしい和のスタイルで、この夏を思いっきり楽しみましょう!

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