2025年05月23日
初めてのリサイクル着物|実店舗&ECサイト購入の注意点と賢い選び方

初めてリサイクル着物に挑戦する方へ:実店舗とECサイトで賢く選ぶ方法をお伝えします。
昔ながらの美しい着物を、もっと気軽に楽しめたら… そんな願いを叶えてくれるのがリサイクル着物です。近年、一点物の魅力やお手頃な価格が支持され、リサイクル着物を取り入れる人が増えています。
しかし、実店舗とECサイトでは選び方や注意点が異なり、正しい知識がないとサイズが合わなかったり、状態の悪いものを購入してしまうリスクも。
本記事では、リサイクル着物の購入方法や注意点を詳しく解説し、実店舗とECサイトを上手に活用するコツをご紹介します。初心者の方でも安心して素敵な一着を見つけられるよう、具体的なポイントを押さえながら解説していきます。
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目次
1. リサイクル着物とは?
1-1. リサイクル着物の定義と魅力
1-2. 実店舗とECサイトの違い
2.リサイクル着物を実店舗で購入する方法
2-1. 実店舗で購入するメリット
2-2. リサイクル着物を扱う店舗の探し方
2-3. 試着や状態確認のポイント
3.リサイクル着物をECサイトで購入する方法
3-1. ECサイトで購入するメリット
3-2. 信頼できるサイトの選び方
3-3. 商品の状態やサイズの確認方法
4.購入時の注意点
4-1. 着物の状態(シミ・傷み・寸法)のチェック方法
4-2. 男性用リサイクル着物のサイズ選びで気をつけること
4-3. 返品・交換ポリシーの確認
4-4. 価格相場を把握する
5.まとめ
5-1. 自分に合った購入方法の選び方
5-2. 実店舗とECサイトを併用するコツ
1. リサイクル着物とは?
1-1. リサイクル着物の定義と魅力
リサイクル着物とは、一度人の手に渡った着物のことを指します。古着の着物や、未使用のまま保管されていたもの(いわゆる「デッドストック」)が含まれます。
また、呼び名も様々でリユース着物、セカンドハンド着物、中古着物などと呼ばれることがあります。
リサイクル着物の魅力
リサイクル着物の魅力はたくさんありますが主なものは次の3つです。
- 価格が手頃:新品の着物に比べて安価に購入できること。購入時には10万円をこえたであろう物が、時には数千円台で手に入る、というようなこともあります。
- 希少なデザインに出会える:廃盤になった柄や伝統的な織物が見つかることがあること。特に最近はアンティーク着物などと呼ばれる斬新な柄の着物に注目があつまっています。
- すぐに着られる:仕立て上がっているため、サイズが合えばすぐに着用可能なこと。大手のリサイクル着物ショップでは洗われて店頭に並ぶことが多く、安心だと言われています。
また、環境面でも廃棄を減らし、持続可能なファッションの一環として注目されています。
1-2. 実店舗とECサイトの違い
リサイクル着物を購入する方法として、大きく分けて 実店舗 と オークションサイトを含めたECサイト の2種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った方法を選びやすくなります。
実店舗の特徴
メリット
- 実物を確認できる:生地の質感や色合い、ダメージの有無を直接見て判断できること。
- 試着が可能:サイズ感や着心地を確かめられる(試着可能な店舗の場合)こと。
- 店員に相談できる:着物の知識が少なくても、店員のアドバイスを受けながら選べること。
デメリット
- 店舗が限られている:近くにリサイクル着物の専門店がない場合もあること。
- 選択肢が少ないことも:店舗ごとの在庫に限りがあるため、希望の柄やサイズが見つからないことも多いこと。
ECサイトの特徴
メリット
- 全国どこからでも購入可能:近くに店舗がなくても、ネットを通じて購入できるのが最大のメリットと言えるでしょう。
- 豊富な品揃え:複数のECサイトを比較することで、多くの選択肢から選べること。
- 価格が比較しやすい:同じような着物を複数のサイトでチェックし、適正価格で購入できます。
デメリット
- 実物を見られない:写真や説明文だけでは、質感や細かなダメージの確認が難しい。特にWeb上では色味の再現が難しく想像した物と全然違った、といった話はよく聞きます。
- サイズ選びが難しい:着丈や裄(ゆき)の長さなど、自分に合うか慎重に判断する必要があること。
- 返品が難しい場合も:サイトによっては返品不可の場合があり、失敗すると損をする可能性がある。
このように、 実店舗とECサイトにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、用途や状況に応じて使い分けるのがポイント です。

2. リサイクル着物を実店舗で購入する方法
リサイクル着物を実店舗で購入する場合、実物を見て選べるという大きなメリットがあります。しかし、どこで購入できるのか、どうやって選べばよいのかを知っておくことが大切です。
2-1. 実店舗で購入するメリット
実店舗でリサイクル着物を購入する最大のメリットは 「実物を確認できること」 です。具体的には、以下のような利点があります。
実物を見て質感や状態をチェックできる
リサイクル着物は新品ではないため、生地の質感やダメージの有無を自分の目で確認できます。写真ではわかりにくい シミ、ほつれ、変色、匂い などを事前にチェックできるのは大きな強みです。
特異なケースではありますが、筆者も程度の良い着物を見つけて店員さんに広げてもらったところ、30cmもあるような大きなシミがあるのを発見しました。店員さんもとても驚いたようで、すぐに陳列から外してしまい込んでいました。
しっかりと全体を調べることと重要性を実感しました。
試着できる場合がある
多くのリサイクル着物の店舗では試着を許可しています。 サイズ感や着心地を確かめられる のがメリットです。特に「裄(ゆき)」の長さや「身丈」は着物選びの重要なポイントなので、実際に羽織って確かめられるのは安心材料になります。
店員のアドバイスを受けられる
着物に詳しくない初心者でも、 店員に相談しながら購入できる のは実店舗ならではの利点です。初心者であれば以下のようなことを聞いてみるとよいでしょう。
- 「この着物はどんなシーンに向いていますか?」
- 「この素材はお手入れが簡単ですか?」
- 「どんな帯を合わせればよいですか?」
適切なアドバイスを受けることで、購入後に「思っていたものと違った」となるリスクを減らせると思います。
掘り出し物に出会える
リサイクル着物は一点物が多いため、 実店舗では思いがけない掘り出し物に出会える ことがあります。特に、地元の古着屋やアンティークショップでは、個性的な着物が見つかることも。
ただし、掘り出し物であるかの判断はなかなか難しいですから、普段から良い物を見ておく、詳しい人に同行してもらうなどすることは重要です。
2-2. リサイクル着物を扱う店舗の探し方
リサイクル着物を購入できる実店舗は、全国に点在していますが、どこで探せばよいのか分からない方も多いでしょう。ここでは、 リサイクル着物を扱う店舗の種類 や 効率的な探し方 を紹介します。
リサイクル着物を扱う店舗の種類
リサイクル着物を取り扱う店舗には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を知り、自分に合ったお店を探しましょう。
① 専門のリサイクル着物店
着物の古着を専門に扱うお店です。 品質管理がしっかりしている のが特徴です。
- メリット:状態の良い着物が多く、種類も豊富なこと。
- デメリット:相場よりやや高めなことがあること。
【探し方】
- 「リサイクル着物 ○○(地名)」で検索してみましょう。
- 着物好きのSNSやブログで情報収集することもお勧め。
着物を始めたいけれど新品は高くて…そんな方におすすめなのが全国展開の「たんす屋」。リユース着物専門店として確かな実績を持ち、厳選された良質な着物をお手頃価格でご提供しています。初心者からベテランまで満足いただける豊富なラインナップで、あなたにぴったりの一着がきっと見つかります。まずは公式サイトで素敵な着物との出会いを探してみませんか?
② 古着屋・アンティークショップ
一般的な古着屋やアンティークショップでも、着物を扱っていることがあります。特に、 個性的なデザインや掘り出し物が見つかる可能性が高い です。
- メリット:安価で購入できることが多い。
- デメリット:残念ながら、保存状態が良くないものもあります。
【探し方】
- 地元の古着屋やアンティークショップを巡る。
- フリーマーケットや骨董市に行ってみる。
③ 百貨店や呉服店のリサイクルコーナー
大手百貨店や呉服店の中には、 リサイクル着物の取り扱いコーナーがある 場合があります。
- メリット:品質が保証されており、店員のアドバイスも受けられる。
- デメリット:価格は比較的高めです。
【探し方】
- 百貨店の催事情報をチェックしましょう。
- 近隣の呉服店に問い合わせてみる。
④ リサイクルショップ(総合型)
着物に特化していないリサイクルショップでも、時々リサイクル着物が販売されています。
- メリット:思わぬ掘り出し物に出会える可能性があります。
- デメリット:着物の品質管理が専門店ほどしっかりしていないこともあります。
【探し方】
- 「リサイクルショップ ○○(地名)」で検索
- 全国展開のリサイクルショップ(セカンドストリート、オフハウスなど)をチェック
効率的な店舗の探し方
リサイクル着物を扱うお店を見つけるために、以下の方法を活用しましょう。
① Googleマップで検索する
Googleマップで「リサイクル着物 ○○(地名)」と検索すると、近くの店舗が表示されます。口コミや写真もチェックできるので便利です。
② SNSやブログで情報収集する
TwitterやInstagramで「#リサイクル着物」「#アンティーク着物」などのハッシュタグを検索すると、実際に購入した人の投稿が見られます。着物好きのブロガーがおすすめのお店を紹介していることもあります。
③ フリーマーケットや骨董市に行く
地元のフリーマーケットや骨董市では、意外な掘り出し物が見つかることがあります。特に着物好きの出店者がいるイベントは狙い目です。
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2-3. 試着や状態確認のポイント
実店舗でリサイクル着物を購入する際には、 試着や状態の確認 が重要です。リサイクル着物は新品ではないため、 サイズの適合 や ダメージの有無 をしっかりチェックしましょう。
試着時のチェックポイント
店舗によっては試着が可能な場合があります。試着できる場合は、以下のポイントを意識して確認しましょう。
① サイズが合っているか
着物は 身丈・裄丈・袖丈 の3つが特に重要です。
- 身丈(みたけ):身長と同じくらいの長さが理想(おはしょりを考慮する)。実際には「身長±5cm」までが許容範囲であり、この範囲であれば着付けで十分に調整可能です。
例えば、身長160cmの方なら、身丈は155~165cmが理想的です - 裄丈(ゆきたけ):腕の長さに合っているか(手首が隠れる程度が目安)
- 袖丈(そでたけ):長すぎたり短すぎたりしないか確認しましょう。
試着時に確認すべきこと
- 鏡の前で羽織ってみて、袖や丈のバランスを確認しましょう。
- 腕を前に伸ばし、袖が短すぎないかチェック。
- できれば、座ったときに着物が窮屈でないかも確認しましょう。
② 着物の着心地を確かめる
生地の質感や、着たときのフィット感も重要です。特に、以下の点を意識しましょう。
- 重すぎないか(長時間着ても疲れないか)。これは、以外に落とされがちなことですから、注意してください。
- 生地が硬すぎないか(体に馴染むか)。
- 動きやすいか(腕を動かしやすいか)。
状態確認のチェックポイント
リサイクル着物は中古品なので、 シミや傷みがないか をしっかり確認しましょう。
① シミや汚れの有無
特に確認すべき箇所:
✅ 衿元(ファンデーション汚れが残っていないか)
✅ 袖口(手の脂や汚れがつきやすい)
✅ 裾(地面に擦れるため汚れや傷みが多い)
チェック方法
- 明るい場所で、光に透かして見るとシミが見えやすいです。
- 小さなシミなら落とせることもあるますが、広範囲の場合は要注意です。
② 生地の傷みや虫食い
特に 絹の着物 は、経年劣化や虫食いのダメージがあることがあります。
- 糸が弱っていないか(指で軽くつまんでチェック)
- 生地が薄くなっていないか(擦り切れや色あせがないか)
- 折り目の部分が割れていないか(長期間たたまれたままの着物は要注意)
③ 匂いの確認
リサイクル着物には カビ臭や防虫剤の匂いが残っている ことがあります。
- 軽く鼻を近づけてチェックしてみましょう。
- 強い匂いがある場合は、洗いや風通しで取れるか店員に相談してみるのがお勧め。
- 買ってしまってから匂いが気になるようであれば、まずは風通しから試してみてください。それでも落ちない場合は専門家に相談することをお勧めします。
試着できない場合の対策
店舗によっては、試着を禁止していることもあります。その場合は、以下の方法で代替チェックをしましょう。
✅ 羽織るだけでもOK:袖丈や身丈のバランスを確認
✅ 手に取って触る:生地の質感や傷みを確認
✅ 店員に相談する:「このサイズなら私に合いますか?」と聞いてみる
実店舗では サイズ・状態・着心地をしっかりチェックすることが失敗しないコツ です。
3. リサイクル着物をECサイトで購入する方法

実店舗に行かなくても、自宅で気軽にリサイクル着物を購入できるのが ECサイトの魅力 です。
しかし、実物を手に取れないため、慎重に選ぶ必要があります。ここでは、ECサイトでの購入方法や注意点について解説します。
3-1. ECサイトで購入するメリット・デメリット
ECサイトで購入するメリット
ECサイトを利用することで、 実店舗では得られない利便性 や 豊富な選択肢 を活用できます。
① どこにいても購入できる
全国の店舗から選べるため、 近くにリサイクル着物の専門店がない人でも購入可能 です。
② 価格比較がしやすい
複数のECサイトをチェックすることで、 相場を把握しながら、適正価格で購入できる のがメリットです。
③ 豊富な品揃えから選べる
実店舗よりも 在庫数が多く、好みの柄やサイズの着物が見つかりやすい です。
④ お得なセールやクーポンを利用できる
ECサイトによっては、 セールやクーポンを活用すると、さらにお得に購入できる ことがあります。
ECサイトのデメリットと注意点
一方で、ECサイトには 「実物を見られない」「サイズや状態が分かりにくい」 というデメリットもあります。
① 実物と写真のイメージが異なることがある
写真では綺麗に見えても、 実際には色味が違ったり、ダメージが目立つ場合も あります。
② サイズ選びが難しい
着物のサイズは普段の洋服と異なるため、 しっかり寸法を確認しないと合わない可能性がある ので注意が必要です。
③ 返品や交換ができない場合がある
サイトによっては 「返品不可」 の場合があり、 思っていたものと違っても交換できないことがある ため、事前に確認が必要です。
3-2. 信頼できるサイトの選び方
リサイクル着物をECサイトで購入する際は、 信頼できる販売店を選ぶことが重要 です。トラブルを避けるために、以下のポイントをチェックしましょう。
① 口コミ・評判を確認する
購入前に、 サイトや販売店の評判をチェックする ことで、信頼できるか判断しやすくなります。
✅ チェックすべきポイント
- 購入者のレビューや口コミの評価
- 「写真と実物が違った」などのトラブル報告の有無
- 返品対応やカスタマーサービスの質
【口コミを調べる方法】
- サイト内のレビュー欄を確認する
- TwitterやInstagramで「#○○(サイト名)口コミ」などで検索
- Googleや価格比較サイトで評価を調べる
② 商品の詳細情報が明記されているか
信頼できるサイトは、 着物の状態やサイズを詳しく説明している ことが多いです。
✅ 確認すべき情報
- サイズ(身丈・裄丈・袖丈・前幅・後幅)
- 素材(絹・木綿・化繊 など)
- ダメージの有無(シミ・ほつれ・色あせ など)
- 仕立ての種類(袷・単衣・夏物 など)
📌 「状態:良い」「傷や汚れなし」などの曖昧な表記だけではなく、詳細な説明があるかチェックしましょう。
③ 実店舗があるサイトは比較的安心
リサイクル着物専門のECサイトの中には、実店舗を持っているところもあります。
🔹 実店舗があると安心な理由
- しっかり検品された商品を扱っていることが多い
- 返品や問い合わせの対応がしっかりしている場合が多い
- 実際に訪れて、直接購入することもできる
💡 例えば、「全国に実店舗があるリサイクル着物専門店」などは比較的信頼度が高い傾向があります。
④返品・交換ポリシーを確認する
サイトによっては、 返品や交換ができない ことがあります。購入前に 返品ポリシーを必ずチェック しましょう。
✅ 確認すべきポイント
- 返品・交換が可能か(未使用品に限るなどの条件はあるか)。
- 返品時の送料負担はどちらか(購入者負担の場合も多い)。
- 返品期限(商品到着後〇日以内など)。
💡 返品不可のサイトでは、慎重に商品説明や写真を確認してから購入することが大切です。
⑤ 有名なECモールや専門店を利用する
リサイクル着物を販売するサイトは多数ありますが、 実績があり、信頼性の高いサイトを選ぶのが安心です。
代表的なリサイクル着物販売サイト
📌 有名なECモール(比較的安心)
- 楽天市場(着物専門店の出店多数)
- Yahoo!ショッピング(リサイクル着物の販売が多い)
- メルカリ・ラクマ(個人売買だが、出品者の評価が見られる)
📌 リサイクル着物専門サイト
- たんす屋(全国展開するリサイクル着物専門店)
📌 オークションサイト(掘り出し物が見つかる)
- ヤフオク!(個人・業者問わず多数出品)
💡 初めて購入する場合は、口コミが多く、実績のあるサイトを選ぶのが安全です。
信頼できるサイトを選ぶことで、リスクを最小限に抑えながら、良いリサイクル着物を手に入れることができます。
3-3. 商品の状態やサイズの確認方法
ECサイトでリサイクル着物を購入する際、 実物を手に取れない分、商品の状態やサイズを慎重に確認することが大切 です。
購入後に「思っていたものと違った」とならないよう、チェックすべきポイントを紹介します。
① サイズの確認方法

着物のサイズ選びは、 普段の洋服とは異なる基準 になるため、しっかり確認しましょう。
基本となる寸法
リサイクル着物のサイズ表記には、以下のような項目が記載されています。
| 項目 | 説明 | 適正なサイズの目安 |
| 身丈(みたけ) | 着物の縦の長さ(背中心から裾まで) | 自分の身長と同じか、±5cm程度が目安 |
| 裄丈(ゆきたけ) | 首の付け根から手首までの長さ | 自分の裄丈±1〜2cmが理想 |
| 袖丈(そでたけ) | 袖の縦の長さ | 振袖や小紋によって異なる |
| 前幅(まえはば) | 前身頃の幅 | 25cm前後が一般的(体型による) |
| 後幅(うしろはば) | 後身頃の幅 | 30cm前後が一般的(体型による) |
✅ サイズが不安な場合の対策
- 自分の手持ちの着物のサイズを測って比較する。
- 商品説明に「身長○○cmの方向け」などの記載があるか確認する。
- 購入前にショップに問い合わせる(対応の良いショップは信頼できる)。
💡 裄丈が短いと腕が出すぎてしまいますし、裄丈が長すぎても着付けにくく、見た目のバランスも悪くなってしまいますので、特に注意が必要です!
② 商品の状態を確認するポイント
リサイクル着物は新品ではないため、 シミや汚れ、ほつれの有無を慎重に確認 する必要があります。
商品説明のチェック
✅ 状態ランクの表記があるか?
多くのECサイトでは、商品の状態を 「S・A・B・C」などのランク で表記しています。
| ランク | 状態の目安 |
| Sランク | 未使用品、またはほぼ新品同様 |
| Aランク | 多少の使用感はあるが、目立つ汚れや傷なし |
| Bランク | 使用感があり、部分的にシミや汚れがある |
| Cランク | 全体的に傷みや汚れが目立つ |
たんす屋のオンラインストアでは下記の表のように、独自のランキングでより詳しく商品の状態をお客様にお伝えしております。また、たんす屋ではお手頃価格の新品もございます。
| 商品の状態ランクについて | |
| マーク無し | 新品新品商品となります。 |
| S | 新古品・未使用品新品同様のとても安心してご利用いただける美品です。 |
| A | 中古品-ほとんど使用感なし使用感・着用感がほぼない状態のかなり良い中古品です。 |
| B | 中古品-わずかながら使用感あり使用感・着用感はありますが状態まずまずの中古品です。 |
| C | 中古品-気にならないダメージあり見える箇所にダメージがない、もしくは少ない中古品です。 |
| D | 中古品-多少気になるダメージあり見える箇所にダメージがいくらか見られる中古品です。洋服やバッグへのリフォームや練習着としてのご利用をおすすめします。 |
💡 「美品」と書かれていても、必ず詳細説明を確認しましょう!
✅ シミやダメージの詳細が書かれているか?
- 衿元の汚れ(ファンデーション跡が残りやすい)
- 袖口の黒ずみ(使用頻度が分かる)
- 裾のスレや汚れ(特に長く着られた着物は裾が傷みやすい)
💡 重要:傷みの写真が掲載されているか必ずチェック!
➡ 写真が少ない場合や、シミ・汚れの説明が曖昧な場合は注意が必要!
③ 生地や素材の確認方法
着物の素材によって、 着心地やお手入れ方法が大きく異なります。
| 素材 | 特徴 | お手入れ方法 |
| 正絹(しょうけん) | 高級感があり、肌触りが良い | 汚れに弱いため、基本的に専門クリーニングが必要 |
| ポリエステル | 洗濯しやすく、シワになりにくい | 家庭で洗濯可能(洗濯表示を確認) |
| 木綿 | 普段着向きで、着心地が良い | 自宅で手洗いできることが多い |
| 麻 | 暑い季節向け、シワになりやすい | 家庭で洗濯可能(洗濯機は不可) |
✅ 商品説明に「正絹」と「絹100%」の表記があるかチェック
(「正絹風」や「交織(こうしょく)」と表記されている場合、混合素材の可能性あり)
✅ ポリエステル着物は手入れが楽なので初心者向け
💡 正絹のリサイクル着物を購入する場合、カビ臭や虫食いがないかも確認しましょう!
④ 価格が適正かチェックする
リサイクル着物の価格は、状態やブランドによって大きく異なります。相場を把握して、適正価格かどうかを見極めましょう。
| 着物の種類 | 一般的な価格帯(リサイクル品) |
| 小紋・紬(つむぎ) | 3,000円〜10,000円 |
| 訪問着 | 10,000円〜30,000円 |
| 振袖 | 20,000円〜50,000円 |
| 留袖 | 5,000円〜20,000円 |
✅ 価格が相場より極端に安い場合は要注意!
➡ 「格安」と書かれていても、状態が悪い可能性があるため、説明をよく読むことが大切です
⑤ 出品者・販売店の情報を確認する
ECサイトで購入する際、 販売元が信頼できるかどうか も重要です。
✅ ショップの評価・レビューをチェック
- 評価が低いショップは避ける。
- 過去の購入者のレビュー内容を確認する。
✅ 問い合わせ対応がしっかりしているか
- 質問に丁寧に答えてくれるショップは比較的安心です。
- 「返品不可」「詳細説明なし」のショップは慎重に判断しましょう。
まとめ:ECサイトでの確認ポイント
✅ サイズをしっかり確認(身丈・裄丈・袖丈など)
✅ 状態ランクや傷みの詳細を確認(S・A・B・Cランク)
✅ 素材の種類をチェック(正絹・ポリエステル・木綿など)
✅ 相場を把握して、適正価格かどうか判断
✅ 販売店の評価・レビューを確認して、信頼できるショップを選ぶ
💡 「写真だけで判断しない!」 → 必ず商品説明やレビューをしっかり確認しましょう!
4. 購入時の注意点

リサイクル着物を購入する際は、 状態や価格をよく確認し、購入後のトラブルを避ける ことが大切です。特に、実店舗とECサイトではチェックすべきポイントが異なるため、それぞれの注意点を押さえておきましょう。
4-1. 着物の状態(シミ・傷み・寸法)のチェック方法
リサイクル着物は中古品なので、 新品のような完璧な状態ではない ことを前提にチェックすることが重要です。
① シミや汚れの確認
✅ 実店舗の場合
- 明るい場所で衣類を光に透かし、衿や袖口などの汚れやすい部分を重点的に確認して、軽く指でなでて汚れの取れやすさをチェックする。
✅ ECサイトの場合
- 写真でシミや汚れの箇所が明記されているかを確認し、状態ランクなどの表記を鵜呑みにせず詳細をチェックして、不明点があればショップに問い合わせましょう。
💡 小さなシミなら目立たないこともありますが、大きな汚れや広範囲のシミがある場合は慎重に判断しましょう。
② 生地の傷み・劣化のチェック
✅ チェックすべきポイント
- 糸のほつれ(縫い目が弱くなっていないか)
- 生地の破れや擦り切れ(特に袖口や裾部分)
- 変色・色あせ(長期間保管されていた着物は要注意)
- 防虫剤やカビの匂い(特にリサイクル着物は匂いが残っていることがある)
💡 絹の着物は特に劣化しやすいため、繊維が弱っていないかをチェック!
③ サイズが合っているかの確認
着物のサイズは、 身丈・裄丈・袖丈・前幅・後幅 を基準にします。
✅ チェックポイント
- 身丈:身長と同じくらいの長さが目安
- 裄丈:手首がしっかり隠れるか
- 袖丈:着物の種類によって適切な長さを確認
💡 着物は仕立て直しが可能ですが、大幅なサイズ変更は難しいため、なるべく自分に合ったサイズを選びましょう!
4-2. 男性用リサイクル着物のサイズ選びで気をつけること
男性用の着物は、 女性用に比べてシルエットが直線的で、サイズ選びがシンプル ですが、それでも注意すべき点があります。特に 身丈・裄丈・前幅・後幅のバランス が重要です。
男性の着物の基本寸法とサイズ選びのポイント
| 項目 | 説明 | 適正なサイズの目安 |
| 身丈(みたけ) | 着物の長さ(背中心から裾まで) | 身長−25cm前後 が目安(対丈で着るため短め) |
| 裄丈(ゆきたけ) | 首の付け根から手首までの長さ | 腕の長さと合っているか(長すぎると着崩れしやすい) |
| 袖丈(そでたけ) | 袖の縦の長さ | 49cm前後が一般的(長すぎると手元が隠れるので、首の付け根から手首のくるぶしまでの長さを測るのがお勧め) |
| 前幅(まえはば) | 前身頃の幅 | 25cm〜28cmが一般的(体型に合った幅を選ぶ) |
| 後幅(うしろはば) | 後身頃の幅 | 30cm〜34cmが一般的(肩幅や体型に合わせる) |
💡 男性の着物は「対丈(ついたけ)」で着るため、女性用より短めを選ぶのが基本!
(※対丈=おはしょりを作らず、ジャストサイズで着る着方)
✅ 羽織を活用すると、多少のサイズ違いはカバーできる!
✅ 袴を合わせる場合、身丈が多少短くても問題なし!
✅ 普段着なら、ウールや木綿の着物が扱いやすい!
4-3. 返品・交換ポリシーの確認
リサイクル着物は 返品不可のショップが多い ため、購入前に返品・交換の条件を必ず確認しましょう。
✅ 確認すべきポイント
- 返品可能かどうか(未使用品に限る、などの条件)
- 返品期限(到着後○日以内など)
- 返品時の送料負担(購入者負担の場合が多い)
💡 「思っていたものと違った」「サイズが合わなかった」などの理由で返品できるかは、ショップごとに異なります。必ず事前に確認しましょう!
4-4. 価格相場を把握する
リサイクル着物の価格は、 状態やブランドによって大きく異なります。適正価格を知っておくことで、 高すぎる商品や極端に安すぎる商品を見極める ことができます。
一般的なリサイクル着物の価格については3−3.④の「価格が適正かチェックする」をご覧ください。
💡 相場より極端に安い商品は、状態が悪い可能性があるため、慎重に確認!
本章のまとめ:購入時の注意点
✅ シミや汚れ、傷みをよく確認する(特に衿・袖口・裾)。
✅ 生地の劣化や匂いがないかチェックする。
✅ 男性用着物は身丈・裄丈・前幅・後幅のバランスを重視する。
✅ 返品・交換ポリシーを事前に確認する。
✅ 相場を把握し、極端に高い・安い商品には注意する。
💡 これらのポイントを押さえておくと、後悔しないリサイクル着物選びができます!
5. まとめ

リサイクル着物は、新品よりも手頃な価格で手に入るだけでなく、 希少なデザインやアンティークの魅力を楽しめる のが特徴です。しかし、 購入方法や注意点を理解しておかないと、サイズが合わなかったり、状態の悪いものを選んでしまうリスクもあります。
ここでは、 リサイクル着物を購入する際のポイントを振り返りながら、実店舗とECサイトの賢い活用方法 についてまとめます。
5-1. 自分に合った購入方法の選び方
リサイクル着物を購入する方法には 実店舗とECサイトの2つ があります。それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った購入方法を選びましょう。
✅ 実店舗が向いている人
- 実物を見て、 生地の質感や状態を確認したい方。
- サイズ選びに自信がなく、 試着をしてから決めたい人。
- 店員のアドバイスを受けながら、 着物選びを楽しみたい方。
✅ ECサイトが向いている人
- 近くにリサイクル着物の店舗がない場合。
- 豊富な選択肢の中から、自分好みの柄やサイズを探したい方。
- 価格を比較して、お得に購入したい方。
💡 初心者は、まず実店舗で試着や状態確認を経験してから、ECサイトでの購入にチャレンジするのがおすすめ!
5-2. 実店舗とECサイトを併用するコツ
実店舗とECサイトは、 上手に併用することで、より満足度の高い買い物ができます。
✅ 実店舗でサイズや生地感を確認し、ECサイトで探す
➡ まず店舗で自分に合うサイズや好みの生地を試し、その後ネットで探すと失敗しにくい!
✅ ECサイトで相場やデザインをリサーチし、実店舗で購入する
➡ オンラインで事前にチェックしておくと、実店舗での買い物がスムーズ!
✅ 購入前にレビューや口コミを活用する
➡ 信頼できるショップかどうか、必ずチェック!
✅ 返品・交換のルールを確認する
➡ ECサイトでは、返品不可のショップも多いため要注意!
リサイクル着物を賢く楽しもう!
✅ 実店舗とECサイト、それぞれのメリットを活かして選ぶ
✅ サイズや状態をしっかり確認し、後悔しない買い物をする
✅ 価格相場を把握し、適正価格で購入する
✅ 初心者は、まず実店舗で着物の知識を得るのがおすすめ!
💡 リサイクル着物は、一点物が多いため、気に入ったものを見つけたら早めに決断することも大切です!
おわりに
リサイクル着物は、 工夫次第でリーズナブルにおしゃれを楽しめるアイテム です。今回紹介したポイントを参考にしながら、自分にぴったりの一着を見つけてみてください。
あなたにとって素敵なリサイクル着物との出会いがありますように!
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