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2025年05月15日

男の着物の基礎をまるっと解説!初心者のための種類と名称の完全ガイド【基礎編】

男のキモノ

男着物の世界へようこそ!「男の着物の基礎をまるっと解説!初心者のための種類と名称の完全ガイド」では、着物初心者さんが抱く「難しそう」「種類が多くてわからない」という不安を解消します。

この記事では、着物の基本から種類、名称、そして選び方まで、写真やイラストを交えながら丁寧に解説。読み終える頃には、あなたもきっと着物選びが楽しくなるはず。結婚式や成人式などのフォーマルな場から、街歩きなどのカジュアルなシーンまで、TPOに合わせた着こなしができるようになります。

さあ、あなたも一緒に、奥深くも楽しい男着物の世界を探検してみましょう!

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目次

1. はじめに
 1-1. 着物=難しそう?初心者が感じる不安
 1-2. このブログの目的
 1-3. 男着物の魅力
 1-4. 本記事の読み方ガイド
2.男性用着物とは?その定義と魅力
 2-1. 着物とは
 2-2. 男性用と女性用の違い
 2-3. 現代における男の着物
3.男の着物の種類と名称
 3-1. 普段着の着物
 3-2. 正装・フォーマル着物
 3-3. 季節別の分類
 3-4. 浴衣(ゆかた)
4.着物の基本アイテムと名称
 4-1. 長着(ながぎ)
 4-2. 羽織(はおり)と道行コート
 4-3. 長襦袢(ながじゅばん)・半襦袢(はんじゅばん)
 4-4. 帯(おび)
 4-5. 足袋(たび)、草履(ぞうり)、下駄(げた)
 4-6. 補助アイテム:着付けに必要な小物たち
5.着物の素材と「格(フォーマル度)」の違
 5-1. 素材の特徴とメリット・デメリット
 5-2. 格とは?:黒紋付・色無地・紬・小紋の位置づけ
 5-3. 初心者向けおすすめ素材と選び
6.まとめと次のステップ
 6-1. 本記事のポイント総ざら
 6-2. 今すぐ始められるアクション
 6-3. 参考リンク・おすすめ書籍
 6-4. 次回予告:後編では「実践」へ!

1. はじめに

1-1. 着物=難しそう?初心者が感じる不安

男の着物の着付け
男の着物 着付け

「男の着物って、なんだか難しそう」「種類が多くて、どれを選べばいいのかわからない」――そう感じている方も多いのではないでしょうか。実際、着物には独特の名称やマナー、選び方があります。でもご安心ください。基本さえ押さえれば、男の着物は意外とシンプルで、長く楽しめる装いなのです。

このブログでは、初めて和装に触れる男性の方に向けて、「種類と名称の基礎知識」をわかりやすくご紹介します。

1-2. このブログの目的

本記事の目的は、男の着物に関する「最低限知っておきたいこと」を丁寧に整理することです。特に、以下の点にフォーカスしています:

  • 着物ってそもそもどんな服?
  • 男性用と女性用で何が違うの?
  • どういう種類があるの?
  • 名前が多くて混乱するけど、それぞれ何のこと?

こうした疑問をクリアにして、和装の世界を一歩踏み出せるきっかけになることを目指します。

1-3. 男着物の魅力

男の着物は、シンプルで無駄のない美しさが魅力です。華美になりすぎず、落ち着いた雰囲気を演出できるため、大人の男性のたしなみとして近年再注目されています。以下のようなシーンでも大活躍:

  • 結婚式や茶会などのフォーマルな場
  • 街歩きや観光での粋な装い
  • 趣味やイベントとしての和装体験

「普段とは違う自分」を楽しめることも、着物ならではの魅力です。

1-4. 本記事の読み方ガイド

この記事は、段階的に理解できるように、以下のようなステップで構成しています:

  1. まず「着物とは何か」を知る
  2. 次に「どんな種類・名称があるのか」を整理
  3. 最後に「素材や格」といった知識を補足

最後まで読み終える頃には、自分に合った着物のタイプがイメージできるはずです。

2. 男性用着物とは?その定義と魅力

2-1. 着物とは

着物とは、日本の伝統的な衣服で、一枚の反物(たんもの)を直線裁ちで仕立てた衣装です。洋服のように身体のラインに沿って裁断・縫製するのではなく、「直線裁ち・直線縫い」が基本。そのため、体型に左右されにくく、着方で調整できるという大きな利点があります。

男物の着物の基本構造は以下の通りです:

  • 衿(えり):首周りを囲う部分。折り返して着用する。
  • 袖(そで):男性用は短めで、振り(ふり/袖口の下の開き)が小さい。
  • 身頃(みごろ):前身頃と後身頃で構成され、左右を重ねて着る。
  • 裾(すそ):足元までの丈。男性はくるぶしあたりまでが一般的。

また、男物は全体的に直線的でシャープな印象が特徴です。無地や渋めの色使いが多く、落ち着いた佇まいを演出します。

2-2. 男性用と女性用の違い

男性用と女性用の着物には、見た目にも構造的にも明確な違いがあります。

項目男性用女性用
色柄渋め・無地・幾何学系が多い明るい色や華やかな柄が豊富
袖丈短めで動きやすい長めで「振り」が大きい
幅が狭い(角帯など)幅広く結び方の種類も多彩
装飾性シンプル装飾や小物が豊富(帯締め・帯揚げなど)

また、男性用は全体的に機能的かつ実用的。格式の高い場では羽織袴、日常では軽やかな木綿やデニム素材の着物など、TPOに応じた選択がしやすいのもポイントです。

着物姿で古都散策
着物姿で古都散策

2-3. 現代における男の着物

現代の日本では、日常的に着物を着る男性は少数派ですが、近年は以下の理由から「趣味としての和装」が広がっています。

再評価される理由:

  • 非日常感と落ち着き:着物を着ると自然と背筋が伸び、立ち居振る舞いが変わる
  • 和文化への関心の高まり:茶道・華道・日本舞踊など和の活動への参加
  • 写真映え・SNS映え:和装での記念撮影や旅先での装いに人気

着物を楽しめるシーン:

  • 結婚式や成人式などのフォーマルな式典
  • 京都、金沢や浅草など観光地での街歩き
  • お祭りや和文化イベントでのカジュアルな着こなし
  • 普段着として、あるいは趣味の一環としての私服

特に「洋服に飽きた」「もっと自分らしさを出したい」と思っている方には、着物はまさに“選ばれし一着”になるかもしれません。

3. 男の着物の種類と名称

着物と一口に言っても、素材や季節、着る場面によってさまざまな種類があります。ここでは、初心者がまず知っておくべき代表的な分類をご紹介します。

3-1. 普段着の着物

木綿着物(もめんきもの)

  • 最も気軽で着心地の良い素材。日本各地に産地があります。

    三重県の松阪地域で織られている松坂木綿福島県会津地方で織られている会津木綿新潟県小千谷市片貝町で織られている片貝木綿。三重県津市で織られている伊勢木綿、などがあります。

    また、久留米絣福岡県久留米地方で織られている木綿で、国の重要無形文化財に指定されています。
  • 洗濯機で洗えるものもあり、メンテナンスが楽。
  • 色や柄も豊富で、普段着として最適。

ウール着物

  • 保温性が高く、秋冬に重宝。最近はイギリスやイタリアの高級生地で着物を作ることを勧める呉服店も現れています。高級感を感じながら、絹製の着物より比較的安価に仕立てられることで人気になっています。
  • 着崩れしにくく、丈夫。
  • シンプルな色味が多く、落ち着いた印象に。

デニム着物

  • 最近は薄手のジーンズのような生地で織られたデニムの着物なども人気があります。現代的なアレンジの着物で、洋服感覚に近い。
  • カジュアルな街歩きや旅行にもおすすめ。
  • スニーカーや帽子との相性も良く、初心者にも人気。

ポイント:
これらは「おしゃれ着」として楽しむ感覚でOK。格式ばらず、自分のスタイルで着こなすことができます。

3-2. 正装・フォーマル着物

紋付(もんつき)

  • 家紋(かもん)が入った正装用の着物。

羽織袴(はおりはかま)

  • 羽織(上着)と袴(ズボンのようなもの)を組み合わせた装い。

黒紋付(くろもんつき)

  • 男性の第一礼装にあたる。

ポイント:
フォーマル着物はルールが明確な分、TPOに合わせて着ると非常に信頼感と品格を演出できます。
詳しくは、5章の着物の素材と「格(フォーマル度)」の違いをご覧ください。

3-3. 季節別の分類

袷(あわせ)

  • 表地と裏地のある仕立てで、10月〜5月の秋冬用。
  • 一般的な着物のスタイル。

単衣(ひとえ)

  • 裏地のない仕立てで、6月から9月の時期にに適している。(最近は、温暖化の影響で着用時期が変化しています)
  • 軽やかで通気性が良い。

絽(ろ)・紗(しゃ)

  • 盛夏(7月・8月)向けの薄物着物。
  • 透け感のある涼しげな素材で、見た目にも清涼感がある。

ポイント:
和装は「季節感」を大切にする文化。生地だけでなく、柄や色でも季節を表現します。

3-4. 浴衣(ゆかた)

  • 木綿や麻などで仕立てられた、裏地のない軽装の着物。
  • 主に夏祭りや花火大会、旅館での夕食時などに着用。
  • 肌着と帯だけで着られる手軽さが魅力。

ポイント:
浴衣は「着物の入り口」として最適。まずは浴衣から始めるのもおすすめです。

4. 着物の基本アイテムと名称

着物を着るには、着物本体だけではなく、いくつかの**基本アイテム(付属品)**が必要です。ここでは、各アイテムの名称と役割を初心者にもわかりやすく解説していきます。

4-1. 長着(ながぎ)

「着物」と言ったときにイメージされる、いわば主役の衣服です。正式には「長着」と呼ばれます。季節や用途に応じて「袷(あわせ)」と「単衣(ひとえ)」という2種類の仕立てがあります。

  • 袷(あわせ):裏地付きで、10月〜5月の秋冬向け。
  • 単衣(ひとえ):裏地のない軽い仕立てで、6月・9月の中間シーズンに用いられる。

袷の着物
裏地のついたのが袷

▼最近のトレンド:「単衣」を柔軟に取り入れる動きが拡大中

近年の気候変動や温暖化の影響により、昔ながらの「月ごとの衣替えルール」に厳密に従うよりも、気温や体感に合わせて柔軟に着るスタイルが広がっています。特に以下のような傾向があります:

  • 5月下旬から10月上旬までは暑さが続くため、「単衣」が活躍する期間が延びている
  • 室内空調の発達により、袷よりも軽い着物が好まれる傾向に
  • 初心者にとっても、単衣は扱いやすく快適な選択肢

そのため、「単衣=6月と9月だけ」というルールに縛られすぎず、季節感を大切にしながら柔軟に着こなすのが現代的な着物スタイルと言えるでしょう。

▼素材選びもポイント

  • 単衣仕立てであっても、絹・綿・麻など素材によって見た目や着心地が異なる
  • 春夏に着るなら、通気性が高い綿麻やポリエステルなどがおすすめ
  • シーンに応じて、見た目の「涼やかさ」や「重厚感」も考慮しましょう

能登上布は麻の着物の代表格(株式会社山崎麻織物工房HPより

ポイント:
長着は色柄・素材・仕立てによって格(フォーマル度)が大きく変わります。

最初は落ち着いた色味の単衣やウール素材がおすすめです。特に単衣は、6月から10月ごろまでの気候に合った現代的な選択肢として、多くの人に親しまれています。

4-2. 羽織(はおり)と道行コート

長着の上に羽織るアウター的な存在です。

  • 羽織(はおり):洋服で言えばジャケットのような役割。室内でも着たままでOK。
  • 道行(みちゆき)コート:外出時に着る防寒・防風用のコート。衿が角ばっているのが特徴。

季節の使い分け:

  • 冬場は羽織+道行の重ね着も可能
  • 春秋は羽織だけでも十分なことが多い

ポイント:
羽織を着るとグッと“着物らしさ”が増します。最初はシンプルな無地羽織がおすすめ。

4-3. 長襦袢(ながじゅばん)・半襦袢(はんじゅばん)

着物の内側に着る「肌着」としての役割を持つのが襦袢(じゅばん)です。

  • 長襦袢:着物と同じ丈の長さ。正式な場ではこちらが基本。長襦袢の素材には絹、木綿、麻、化繊(主にポリエステル)などがあります。
  • 半襦袢:上半身だけのタイプで、よりカジュアル。ステテコ(下半身用の肌着)と組み合わせて着るものです。

    ステテコにも様々な素材の物がありますが、夏場は麻のものが人気です。また、最近はユニクロのエアリズムのステテコが使いやすいと評判になっています。

役割:

  • 汗や皮脂から着物本体を守る
  • 衿元に「半衿(はんえり)」を付けます。白い半襟を付けることで清潔感を出すことができます。

ポイント:
着物の下にシャツやTシャツを着るのはNG。襦袢を着ることで、よりきちんとした印象になります。

4-4. 帯(おび)

帯は着物を固定するためだけでなく、全体のコーディネートの印象を大きく左右するポイントです。

  • 角帯(かくおび):しっかりとした芯が入った帯。フォーマル〜カジュアルまで使える。
  • 兵児帯(へこおび):やわらかくて結びやすい帯。カジュアル向きで、リラックス感がある。

ポイント:
初心者には兵児帯がおすすめ。慣れてきたら角帯にチャレンジしてみましょう。

4-5. 足袋(たび)、草履(ぞうり)、下駄(げた)

男物草履
フォーマルな場で履ける草履

  • 足袋(たび):白が基本。靴下の代わりで、和装時の必需品。
  • 草履(ぞうり):フォーマルな場で履く履物。スーツでいう革靴のような位置づけ。
  • 下駄(げた):木製で、カジュアルシーンや夏祭りにぴったり。

ポイント:
足袋+草履で落ち着いた雰囲気に、素足+下駄で夏らしい爽やかさに。TPOで使い分けましょう。

4-6. 補助アイテム

和装では、以下のような補助アイテムが着崩れ防止に欠かせません。

  • 腰紐(こしひも):着物や襦袢を固定するための紐。数本必要。
  • 伊達締め(だてじめ):腰紐の上から使う薄手の帯。着崩れ防止。
  • 衿芯(えりしん):長襦袢の衿に差し込んで、ピシッと形を保つ。
  • 帯板(おびいた):帯のシワを防ぎ、きれいな見た目に。

ポイント:
最初は着付けに必要なものを「着付けセット」として一式で購入すると便利です。

巾着袋
着物でのお出かけには巾着袋があると便利です

5. 着物の素材と「格(フォーマル度)」の違い

着物にはさまざまな素材や「格(=フォーマル度)」の違いが存在します。素材によって見た目や着心地、お手入れのしやすさが異なり、格によって着ていく場の適切さが決まります。ここでは、その基本をしっかり押さえておきましょう。

5-1. 素材の特徴とメリット・デメリット

素材特徴メリットデメリット
絹(正絹)高級感・光沢・しなやかさ美しい drape(ドレープ)、フォーマルに最適高価・シワに弱い・水洗い不可
綿(木綿)普段着向き・肌触りが良い洗濯可能・丈夫・扱いやすいフォーマルには不向き
ウール秋冬向き・暖かい着崩れしにくく保温性が高い夏場には不向き・縮みやすい
麻(リネン)夏向き・通気性抜群清涼感があり、夏祭りなどに最適シワがつきやすい・高級品はやや高価
ポリエステル合成繊維・現代的安価・自宅で洗える・初心者向け静電気が起きやすい・風合いが劣る場合も

ポイント:
最初の1着としては、お手入れが簡単で価格も手頃なポリエステルや綿素材の着物が扱いやすくおすすめです。

5-2. 格とは?

着物の「格」は、言い換えれば「どれだけ格式ある場に着て行けるか」の指標です。

以下の4種類を基礎として覚えておきましょう。

黒紋付(くろもんつき)

黒紋付

  • 男性の第一礼装。黒無地の着物に家紋が5つ入り、羽織・袴と合わせて着用。
  • 結婚式、葬儀、公式行事などに着用。

色無地(いろむじ)

  • 一色で染められた無地の着物。紋の有無で格が変わる。
  • 茶会・法事・パーティーなど、幅広く活躍。

紬(つむぎ)

  • 手織り風の織りが特徴のカジュアルな着物。
  • 観光や街歩き、趣味の集まりに適している。
男物紬の着物

小紋(こもん)

  • 全体に小さな柄が入っている着物。
  • カジュアル〜セミフォーマルまで幅広く使える。

簡単な目安:

用途
黒紋付結婚式・葬儀など厳粛な場
色無地(紋付き)茶会・式典などのセミフォーマル
小紋おしゃれ着・観劇・食事会など
紬・木綿普段着・街歩き・カジュアルイベント

5-3. 初心者向けおすすめ素材と選び方

初心者の方には、以下のような基準で選ぶのが失敗しにくくおすすめです。

▶ 素材の選び方:

  • 普段着から始めたい方:木綿・ウール・ポリエステル
  • 少しきちんと見せたい方:ポリエステル製の小紋や色無地
  • 夏にチャレンジしたい方:綿麻や麻混素材の単衣・浴衣

▶ お手入れのしやすさ:

  • 自宅で洗える「ウォッシャブル着物」が便利
  • 洗濯表示を確認し、できればネットに入れて洗濯機OKなものを選ぶ
  • 絹や紬などの高級素材は、慣れてから挑戦を

▶ 価格の目安(初心者向け):

  • 既製品の男着物(単品)
    綿やポリエステルなど扱いやすい素材の既製品は、14,000円から購入可能です。
  • 初心者向け一式セット
    着物・羽織・襦袢・帯・小物などがセットになった「初心者用フルセット」は、33,000円〜88,000円程度が目安です。
  • アンサンブル(着物+羽織+襦袢)
    セットで25,000円〜40,000円程度の商品もあります。
  • 中古着物店を利用すれば、1万円台といったとてもリーズナブルな金額で必要なものをそろえることも可能です。

6. まとめと次のステップ

6-1. 本記事のポイント総ざらい

ここまでで、男の着物に関する「種類と名称の基礎知識」を一通り解説してきました。要点を以下にまとめます:

  • 着物は直線裁ち・直線縫いの構造で、体型に合わせやすく汎用性が高い
  • 男着物はシンプルで落ち着いた印象が特徴。色柄も控えめで着こなしやすい
  • 着物には普段着からフォーマルまで様々な種類があり、素材や仕立てによって用途が異なる
  • 基本アイテムには、長着・羽織・帯・襦袢・足袋・草履などがある
  • 素材ごとに特性があり、格によってどの場面で着られるか(TPO)が変わる

着物は難しいと思われがちですが、仕組みがわかればむしろ理にかなった実用衣服だということが見えてきます。

6-2. 今すぐ始められるアクション

「興味はあるけど、まだ着たことがない」という方へ。以下の方法で、無理なく和装ライフをスタートできます:

  • 浴衣から始めてみる(夏のイベントや旅館など)
  • レンタルで着物体験してみる(観光地や和装体験サービス)
  • ネットで“着物セット”を購入する(初心者向けに帯・襦袢込みのものが豊富)
  • リサイクルショップで安価に探す(掘り出し物が多く、試しやすい)

最初は1セットでも十分。「1着あれば何度でも使える」のが着物の魅力です。

浴衣姿男子
着物はまず浴衣で始めてみては

6-3. 参考リンク・おすすめ書籍(※一部例)

※必要に応じて、地元の呉服屋さんで相談するのもおすすめです。

6-4. 次回予告:後編では「実践」へ!

ここまでで、男の着物の世界に一歩踏み出すための知識が整いました。次回は、実際にどう着るか・どう選ぶかといった「実践編」に入ります。

✅ TPO別のコーディネート例
✅ 着物の買い方と失敗しない選び方
✅ お手入れ・保管の基本
✅ よくある質問への回答

「知る」から「着る」へ。 後編もどうぞお楽しみに!

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