「御所解文様」「江戸解文様」「茶屋辻」は、流水や家屋、草花などを取り合わせて風景のように構成し、あたかも一幅の絵を見るような贅沢さを感じることが出来る文様のひとつです。
ほぼ季節感がない柄付けですので、通年お召しいただけます。主張しすぎない雰囲気のものが多く、コーディネートの帯も合わせやすいです。

訪問着は、フォーマルシーンからカジュアルシーンまで幅広く対応でき、年齢・未婚・既婚を問わずに着用できる「準礼装」から「略礼装」です。

訪問着の特徴
訪問着は、肩から裾にかけて柄がつながっている絵羽模様が特徴ですが、その柄は非常に自由度が高いです。花柄、風景画、抽象画など、様々なデザインがあり、年齢や個性を問わず、好みに合わせて選ぶことができます。

古典柄：花柄には、桜、牡丹、梅、菊など、四季折々の花は、その季節の美しさを表現し、着物に華やかさを添えます。吉祥柄には、鶴、鴛鴦、松竹梅、七宝、蝶など、古くから縁起の良いとされる文様は、祝い事の場にふさわしいとされています。
モダン柄：幾何学模様や抽象的な模様は洗練された印象に、現代的な感覚を取り入れたモダンな花柄は華やかです。動物をモチーフにした柄は、可愛らしさや遊び心を表現します。

友禅染め、型染め、手描き、金彩、刺繍、さまざまな技法を用いて染められた柄は、一つ一つが手仕事ならではの温もりと美しさを持っています。

こちらの商品は、
銀通し生地：銀通しの魅力は、その華やかさと高級感にあります。特別な日に着用する着物や帯に用いることで、装いを格上げしてくれます。また、光沢のある生地は、見る人の目を引きつけ、美しいシルエットを作り出します。
柄：金彩をふんだんに使い、描かれているのは、江戸解き模様（流水や家屋、草花などを組み合わせて、まるで屏風絵のような風景を描いたような模様）です。江戸解き模様は、江戸時代の女性たちの美意識を反映した、華やかで美しい着物模様です。現代においても人々を魅了し続けています。
刺繍：上前には刺繍が施されています。絹糸特有の美しい光沢があります。この光沢が、刺繍の模様をより一層際立たせます。
着用シーン：個性的な訪問着は、ただ装うだけでなく、あなた自身の個性を表現し、特別な一日をより思い出深いものにしてくれます。ご結婚披露宴、お茶会、観劇、パーティー、祝賀会など。
帯：同色系の格の高い袋帯がおすすめです。フォーマルな場にもふさわしいでしょう。金系の着物の華やかさを引き立ててくれる、黒、紺、グレーなどの落ち着いた色もおすすめです。帯は、着物全体の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。着物全体のバランスを考え、自分の好みやシーンに合わせて、最適な帯を選びましょう。