白綾苑大庭（はくりょうえんおおば）とは
白綾苑大庭は、京都の西陣織の名門です。創業70年以上の歴史があり、伝統的な技術に現代的な感性を融合させた、個性豊かな帯を創り出しています。大胆な配色と独創的な柄は、着物愛好家から高い評価を受けています。

鳳凰印について
鳳凰印（鳥マーク）は、創業当初から使用している商標登録で、鳳凰をモチーフに作成されました。鳳凰は古代中国で尊ばれた想像上の瑞鳥で、不死の象徴とも言われる、おめでたい鳥です。姿形は美しく華やかで五色絢爛、初代・清三郎が目指した華麗で雅な織物を鳳凰に見立て、使用するようになりました。

鶏頭金襴（けいとうきんらん）
鶏頭の花のような、作土文様を並べた図柄は、名物裂の一つとして、古くから茶道具の仕覆などに用いられてきました。長い歴史と伝統を持つ織物であり、その美しさは時代を超えて人々を魅了し続けています。

灰色がかった茶色が美しい、上質な絹の帯です。古典的な模様が、気品ある雰囲気を醸し出します。ふっくらとした織りが、柔らかな光沢を生み出し、着物をより華やかに彩ります。
たれ先の縫い目がほつれています。たれ先に縫い取りあり