しゃれ帯は、技法的にいえば大きく「織り」と「染め」の２タイプに分けられます。作り手の方のこだわりが強いものが多いのが特徴です。
風合いが豊かでデザイン性が高く、そのカジュアル感から、普段着用の着物に合わせるのが一般的です。
紬の着物や小紋はもちろん、軽めの文様であれば附下げにも。このほか、色無地や大島紬などにも合わせることができ、軽めのパーティーやコンサートなどに出かける際に着用することもできます。

袋帯の特徴と魅力
袋帯は、江戸時代からあった「丸帯」を簡略化したものです。表裏にそれぞれ模様があり、袋状に仕立てられているのが特徴です。フォーマルな場によく用いられます。名古屋帯に比べて長く、二重太鼓結びなど、より格の高い結び方ができるのが特徴です。

長さ：名古屋帯よりも長く、二重太鼓結びなど、よりフォーマルな結び方ができます。
素材：正絹が一般的ですが、ポリエステルなどの化学繊維で作られたものもあります。

柄の種類
吉祥文様： 長寿、繁栄、豊かさ、円満、永遠など、おめでたい意味を持つ文様には、鶴、亀、鳳凰、龍、松竹梅など、フォーマルな場にふさわしい柄です。
古典文様：吉祥文様と同じく、おめでたい意味を持つ、古くから伝わる伝統的な文様です、花鳥風月、唐草、市松、菱など。幅広いシーンで使える、汎用性の高い柄です。
現代文様：抽象的な柄や、モダンなデザインなど、個性的なものが多く、カジュアルな着物に合わせやすいです。
季節文様：春：桜、藤、夏：菖蒲、流水、秋：紅葉、菊、冬：雪、松など。それぞれの季節を象徴する文様です。季節感を楽しむ、風情のある柄です。

袋帯の種類
六通柄：帯全体に柄が施されている全通柄に対して、胴に巻く部分（中無地）が無地になっている帯です。
全通柄：帯全体、表裏に柄が施されています。

素材: 太く打ち込まれた金箔が特徴の、太箔和紙帯です。深みのある金箔の輝きが、上質な和紙の温もりと見事に調和し、華やかで上品な、まさに芸術品のような美しさを醸し出します。重厚感がありながらもしなやかな風合いは、纏う人の品格を際立たせます。
柄: 青海波（せいがいは）は、永遠の幸福を象徴する吉祥文様として古くから愛されてきました。穏やかな波が無限に続くその様子は、末永い幸せを願い、着物に織り込まれてきました。伝統とモダンが融合した、飽きのこない美しいデザインです。
着用シーン: フォーマルな場はもちろん、セミフォーマルなシーンや、華やかなお出かけにもおすすめです。落ち着いた色合いの着物との相性が良く、訪問着、色無地など、格調高い着物とのコーディネートがおすすめです。シンプルな小紋や紬と合わせることで、カジュアルながらも上品な装いも楽しめます。季節を選ばず、一年を通してご着用いただけます。
その他：落款あり

保存臭がややございます。たれ先に縫い取りあり