名古屋帯は、幅広いシーンで使える便利な帯です。 素材や柄も豊富にあり、自分の個性をいかしたコーディネートを楽しめます。 セミフォーマルでも使用するのであれば、金糸や銀糸を使った格調の高い織り帯が向いています。 おしゃれ着として使用するのであれば、個性的なものが多い織りの帯や染帯がおすすめです。

九寸帯名古屋帯
九寸名古屋帯とは、幅が約34cm（9寸）の帯地を仕立てた名古屋帯です。八寸名古屋帯と比較して幅が広く、お太鼓をふっくらと大きく結ぶことができるのが特徴です。

九寸名古屋帯の魅力
八寸名古屋帯よりも幅が広く、お太鼓を大きく結ぶことができるため、フォーマルな場にも適しています。 帯芯を入れて仕立てることが多く、しっかりとしたハリとコシがあります。織り方や素材によって、様々な種類があります。例えば、全通柄、部分柄、セミフォーマル、カジュアルなど、シーンに合わせて選ぶことができます。

羽田登喜
京友禅作家、羽田登喜氏は、祖父の代から続く京友禅の工房に生まれ、幼い頃から絵を描くことを愛し、自然と京友禅の世界へと引き込まれていきました。京友禅の伝統的な技法をベースにしながらも、加賀友禅のぼかし染めの技法を融合させ、女性らしい繊細な色使いと、四季折々の花々をモチーフにした独自のスタイルを確立しました。着物だけでなく、祇園祭の懸装品や、海外賓客への贈答品など、幅広い分野で活躍し、伝統を守りながらも常に新しい表現に挑戦し続ける羽田登喜氏の作品は、現代の京友禅の新たな可能性を示しています。

色：白鼠色、銀色のような上品な明るさを湛えた鼠色は、その洗練された印象から古くから着物などに用いられてきました。白鼠とは、白いネズミのことで、その毛色に由来するこの色は、まさにその名の通り、上品で柔らかな光沢を放ちます。
柄：上品な光沢と柔らかな風合いの、ちりめん生地に、草花が描かれた名古屋帯は、自然の美しさ、着物姿を華やかに彩る、奥深い意味合い、そして永遠の美しさなど、多くの魅力を持っています。
着用シーン：友人を招いてのお茶会や、華道・茶道の稽古など、リラックスした雰囲気の場。ショッピングや街歩きなど、普段使いの着物に合わせたいときにもおすすめです。また、観劇やコンサートなど、少しおしゃれをして出かけたい際にも活躍します。カジュアルな小紋には、柄が大きく華やかなちりめん名古屋帯がよく合います。春はパステルカラー、夏は涼しげな色、秋は深みのある色、冬は温かみのある色など、季節感に合わせた色を選ぶと良いでしょう。軽やかな付け下げには、ぼかし染めや草花柄の、華やかすぎず、上品な柄のちりめん名古屋帯が好相性です。

保存臭がややございます。お太鼓に落款あり