南風原花織とは
南風原花織は、沖縄県南風原町で生まれ育った伝統的な織物です。１００年以上の歴史を持ち、その美しい浮き織りと鮮やかな色彩が特徴です。南風原町では、明治の頃から花織の技法を母から娘へ伝承した形跡があり、現在も改良されながら織り続けられています。

特徴と魅力
浮き織り：糸を複雑に織り込むことで、まるで刺繍のような立体的で美しい模様が特徴です。この浮き織りは、南風原花織の最大の魅力の一つと言えるでしょう。ヤシラミ花織、クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地にしか存在しない名称がありその模様は花のように美しく図柄に立体感がでて華やかな印象を受けます。
色彩：沖縄の自然を思わせるような鮮やかな色彩が特徴です。植物染料を用いることで、深みのある美しい色が表現されています。
多様な柄：「十字花織」「喜屋武六枚」など、様々な種類の織り方があり、それぞれに個性的な柄が楽しめます。

色：灰梅色（灰色がかったピンク色です。ごく薄赤い梅の花の色）黄みがかった温かみのある色なので、日本人の肌の色によく馴染み、顔色を明るく見せてくれます。春夏秋冬、どの季節にも合わせやすい色です。春には柔らかな日差しに、秋には深まる紅葉に、それぞれ違った表情を見せてくれます。

「灰梅色×ワントーン」で作る、新しい着物の楽しみ方
古風なイメージの灰梅色ですが、合わせる色や小物を工夫すれば、現代的なスタイルにもぴったりです。ワントーンでまとめることで、都会的で洗練された印象に。淡い色使いが奏でる、しっとりとした大人の美しさが魅力です。帯はデニムや麻素材の帯、カジュアルな縞模様など、着物に遊び心をプラスします。メイクは、血色感のあるチークと、ツヤのあるリップで、若々しい印象に。アイメイクは控えめにして、抜け感を出すのがポイントです。

その他：証紙あり、手織工房おおしろ謹製
保存臭がややございます。しつけあり